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座間市議団ニュース 第304号 2025年8月

大和市内の平和の取り組みに参加して

8月17日は、過去の原水爆禁止世界大会のTシャツを着て、大和市内の平和の取り組みに参加しました。

  • 和の毎月第3日曜平和行進536回目に参加

大和駅南側のやまと公園&複合施設である「プロキオン」わきの道路に10:30集合でした。

10:45分頃から行進を開始し、大和駅周辺をグルっとまわり、「基地はいらない」「オスプレイは撤回を」などコールしました。

終了地点の大和駅北側に到着して、時計を見ると11時過ぎでした。とても暑かったです。

 

続いて、大和駅北側あたりで宣伝へ。神奈川県平和委員会の方と日本共産党の高久よしみ大和市議がスピーチして、終了となりました。大和の堀口香奈市議も参加しました。

合施設「プロキオン」には子ども遊具があり、ポール遊びもできるコート、テントを設営可能なスペースがあり、室内はベンチとテーブルが複数あり、暑さをしのげました。いわゆるクーリングスポットです。

また行進前に、参加者の一人が電池の入ったGPS付属の靴を見せてくれました。「認知症高齢者等のためのSOSネットワーク」の取り組みです。位置確認支援事業(通称:GPSシューズ)は申請するともらえるとのことでした。座間市でも実現を求めたいと思います。

 

  • シリウス大和で開催された平和展示会

平和行進後、シリウス大和へ平和展示会をみにいきました。

VRの体験受付をしてから、銀河鉄道999で有名な松本零士さんが作成した「音速雷撃隊」という短編アニメ映画をみました。日米ともに戦争の矛盾さを感じながら戦争するシーンに考えさせられました。

短編アニメを見ながら30分くらい待って、広島市作成VRを体験できました。回転する椅子に座り、ゴーグルを付けて約5分間のVR体験でした。360°の映像と説明音声、原爆投下の凄まじさ、そこから3日目で市電が走る様子などが印象的でした。ホントにわかりやすかったです。「祈る平和から創る平和へ」、感動しました。

戦後80年、被爆80年の今、戦争反対の声をさらに広げたいと思いました。【守谷浩一 記】

 

 

市民の苦しみに寄り添う座間市を

座間市第2回定例会で本市のアピアランスケアについて一般質問を行いました。

◎アピアランスケアって何?

アピアランスケアとは、がん治療によって起こる外見の変化に悩む患者のために、外見を補完したり、心理的な負担を軽減したりするためのケアのことです。アピアランスケアの目的として、外見の変化による苦痛の軽減、患者が自己イメージや他者との関係において安心して過ごせるようにすること、患者が社会生活に参加できるように、外見と向き合い、その人らしいスタイルを見つけていくことをサポートするなどがあります。単に美容的なケアではなく、患者が自分らしく生きられるよう、外見とともに周りの環境や気持ちを整えるサポートをすることが必要になってきます。もちろん、アピアランスケアが必要な病気はがんだけではありません。

◎がん対策は重要な課題

今回、この質問をするきっかけになったのは、知人から、座間市には医療ウィッグの助成がない、近隣の自治体にはあるのにというメールをもらったことでした。病気のことは医者に聞けばよいけれども、様々な支援は、悩みを聞いてくれるところはどこにあるのか、どこに相談したらいいのか分からないという声もありました。日本において、がんは死亡原因の第1位であり、年間約30万人以上が亡くなっています。生涯でがんになる可能性は、男性の約2人の1人、女性の約3人に1人とも言われています。近年では、早期発見や治療技術の進歩により、がんの生存率が向上する傾向にあります。しかし、依然としてがん対策は重要な課題です。

◎全国でも広がる支援

がん治療に伴う副作用として外見の変化の体験頻度、苦痛度ともに高い症状に脱毛があります。そこで、がん患者に対しての支援として、アピアランスケアが全国の自治体で広く行われてきています。全国には1,741の市区町村ありますが、2024年9月3日のデータによればそのうちの1,114自治体が何らかの形で支援をおこなっています。神奈川県内でも、川崎市、横浜市、相模原市、大和市、綾瀬市、藤沢市、厚木市、鎌倉市、海老名市、横須賀市、そして寒川町の11自治体が行っています。助成金額は一律ではありませんが、少ないところでは1万円、神奈川県内最大は厚木市の10万円です。ウィッグと乳房補整具購入に使えます。

◎本市でも助成制度を!

今のこの国は、苦しみを抱えている方々がたくさんいます。そのうえさらに病気になってしまったらどんなに苦しいことか。私たち政治にかかわる者は、いかにその苦しみに寄り添えるのかというのが大事だと考えます。寄り添うということは、その人が自分らしく過ごす手伝いをするということ。ウィッグの助成、乳房の補整具の助成というのはその一つの手段だと思います。そこで、高価なものもある医療用ウィッグ購入等の助成を当局に求めました。

市長からは「患者ご本人をはじめご家族にとって真に必要な支援とは何かを検討していきたいと考えております」と。また健康部長からは「医療用ウィッグの購入費助成の部分につきましては、有用性については認識しておりますので、今後、実施の可否も含めて検討させていただきます」と、それぞれ答弁がありました。

これからも「市民に寄り添う座間市政をつくる」ために声をあげ続けていきます。【星野久美子 記】