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座間市議団ニュース 第307号 2025年11月
市民の声を届けたい~国政予算交渉
日本共産党神奈川県議員団は、毎年一度、国政予算交渉を行っています。これは、座間市民の声を国政へ届ける貴重な機会です。2026年度の政府予算交渉は11月17日、衆議院議員会館の会議室で開催されました。交渉先は、外務省・防衛省、文部科学省、厚生労働省①(社会保障・子育て支援)、厚生労働省②(雇用・労働)、国土交通省、農林水産省です。要望は375項目にのぼりましたが、各省庁との交渉時間は一時間しかなく、重点項目に絞って答弁を受ける形となりました。外務省・防衛省との交渉では、オスプレイの飛行問題、弾薬輸送、米兵犯罪などについて、「詳細は把握していない」「市民への影響は最小限にとどめるよう努める」といった答弁が繰り返され、米国に対して物を言えない現政権の姿勢が浮き彫りとなりました。私は介護や子育ての問題について質問しましたが、満足のいく答弁は得られませんでした。交渉時間があまりにも短いことを痛感し、もっと日本共産党の国会議員を増やして交渉時間を確保し、市民の声をしっかりと国政に届けたい――その思いを強く抱きました。【星野久美子 記】

2025年座間市議会第4回定例会日程
下記の日程で定例会が開催されます。議会は午前9時からです(一部を除く)。
希望される方は、市役所6階の議会事務局へお越しください。
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日時 |
会議の内容 |
会議の場所 |
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11月27日(木) |
本会議(開会・総括質疑) |
議場 |
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予算決算常任委員会(本会議終了後) |
全員協議会室 |
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12月4日(木) |
本会議 一般質問 |
議場 |
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5日(金) |
本会議 一般質問 |
議場 |
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8日(月) |
本会議 一般質問 |
議場 |
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9日(火) |
予算決算常任委員会企画総務分科会・企画総務常任委員会 |
委員会室1 |
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10日(水) |
予算決算常任委員会民生教育分科会・民生教育常任委員会 |
委員会室2 |
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11日(木) |
予算決算常任委員会都市環境分科会・都市環境常任委員会 |
委員会室1 |
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15日(月) |
予算決算常任委員会 |
全員協議会室 |
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基地政策特別委員会(予算決算常任委員会終了後) |
委員会室1 |
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17日(水) |
議会運営委員会 |
委員会室1 |
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22日(月) |
本会議(討論、採決、閉会) |
議場 |
スパイ防止法の問題を学習~立法根拠なし・でっち上げ
10月28日夜、阿佐ヶ谷ロフトにて、「治安維持法国賠同盟vsスパイ防止法」というイベントに参加しました。1925年に制定された治安維持法によって、蟹工船の著者で日本共産党員の小林多喜二さんをはじめ、社会活動家、宗教家、さらには反戦・平和を訴えた一般市民までもが特高警察に逮捕されました。厳罰化が進み、最高刑は死刑にまで引き上げられ、捕まれば拷問や虐殺が待っていたのです。その国家賠償を求めているのが治安維持法国賠同盟です。今回のイベントは同団体が主催で、パネリストは治安維持法の研究者である荻野富士夫教授と、日本共産党の山添拓参議院議員、原田あきら都議、小池めぐみ杉並区議でした。
イベントでは、スパイ防止法の必要性を訴える参政党や国民民主党の演説を題材に、問題点について意見交換が行われました。参政党の主張は、たとえば「選択的夫婦別姓を主張する日本人はみな共産主義者=スパイだ」とレッテルを貼り、日本人を取り締まろうとする内容です。一方、国民民主党の主張は「産業スパイを取り締まるべきだ」として、外国人を取り締まる内容です。しかし、すでに秘密保護法や経済安保法などが存在しているので、新たな立法の根拠がないことが強調されました。
また、治安維持法が制定される以前に、当時の政府が立法根拠を作ろうとして、一般人を犯罪準備していたとして不当逮捕したことを学びました。現代でも、大川原化工機事件のように「でっち上げ」が存在することを知りました。この事件は、生物兵器の製造に転用可能とされた噴霧乾燥機を経済産業省の許可を得ずに輸出したとして、2020年3月11日に警視庁公安部外事第一課が大川原化工機株式会社の代表取締役ら3人を逮捕したものです。しかし、杜撰な捜査と証拠により冤罪であることが明らかになりました。捜査を担当したのは諜報活動を扱う外事一課第五係であり、産業スパイのでっち上げ事件といえます。こうした策動に注意しつつ、憲法で保障された基本的人権を脅かす危険性を広く伝えながら、スパイ防止法に反対していきたいと強く感じました。

冬のひまわりプロジェクトに参加
座間市の「かにが沢公園」(相武台前駅より徒歩5分)にて座間市の花、ひまわりを冬にも咲かせようという「冬のひまわりプロジェクト」が進んでいます。有志による「まちの活性化委員会」が創意工夫あふれる取り組みを進めていて、私も参加しました。11月9日開催の座間市民ふるさとまつりの時に、2万本のひまわりが満開になるようにしていて、12月中旬まで楽しめます。生け花サークルの協力で、ひまわりと生け花のコラボや切り花も行われました。昨年も座間市が話題になるようにと、冬のひまわりを咲かせています。市の活性化につながる取り組みです。今後もがんばります。
【守谷浩一 記】
